1960年代邦画
市川雷蔵と云えば眠狂四郎、眠狂四郎と云えば市川雷蔵
若くして世を去った大映の大スター市川雷蔵は、多くの作品を残したが、一番のはまり役がこの眠狂四郎である。

市川雷蔵は
堀川丸太町で亀崎章雄(かめざき・あきお)として生まれる。
しかし諸事情があり実の両親と相次ぎ離別を余儀なくされ、生後6ヶ月で父の親類筋であった歌舞伎俳優市川九団次(本名・竹内嘉三)に引き取られて養子となる。
旧制天王寺中学(現大阪府立天王寺高等学校)を中退し、
15歳で大阪歌舞伎座、東西合同大歌舞伎『中山七里』(娘 お花)で初舞台。
雷蔵は歌舞伎俳優家の出身でなく、不利・制約を受け続けたが、
雷蔵の実力を見抜いた評論家武智鉄二や寿海、松竹取締役(当時)・白井信太郎の引き立てで一躍関西歌舞伎の若手のホープになった。
とにかく頭のよう俳優のイメージとすごい男前だが、陰のある深いインテリ俳優の印象です。
その彼の「眠狂四郎」シリーズはキャラクターと作品がぴったり一致した映画だと思います。
雷蔵が37歳で病死したことは、
もう一つの印象的映画「大菩薩峠」の虚無の世界をそのまま人生にしたのではないかと映画と現実の不思議な一致を思うのは私だけでしょうか。

私が推薦する古典映画も
よければクリックしてください。ここからリストページにご案内いたします
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■ 発行者: 須久 凛
若くして世を去った大映の大スター市川雷蔵は、多くの作品を残したが、一番のはまり役がこの眠狂四郎である。
市川雷蔵は
堀川丸太町で亀崎章雄(かめざき・あきお)として生まれる。
しかし諸事情があり実の両親と相次ぎ離別を余儀なくされ、生後6ヶ月で父の親類筋であった歌舞伎俳優市川九団次(本名・竹内嘉三)に引き取られて養子となる。
旧制天王寺中学(現大阪府立天王寺高等学校)を中退し、
15歳で大阪歌舞伎座、東西合同大歌舞伎『中山七里』(娘 お花)で初舞台。
雷蔵は歌舞伎俳優家の出身でなく、不利・制約を受け続けたが、
雷蔵の実力を見抜いた評論家武智鉄二や寿海、松竹取締役(当時)・白井信太郎の引き立てで一躍関西歌舞伎の若手のホープになった。
とにかく頭のよう俳優のイメージとすごい男前だが、陰のある深いインテリ俳優の印象です。
その彼の「眠狂四郎」シリーズはキャラクターと作品がぴったり一致した映画だと思います。
雷蔵が37歳で病死したことは、
もう一つの印象的映画「大菩薩峠」の虚無の世界をそのまま人生にしたのではないかと映画と現実の不思議な一致を思うのは私だけでしょうか。

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■ 発行者: 須久 凛
女優岩下志麻 監督篠田正浩 夫婦の近松映画
心中天網島 1969年 表現社=ATG
監督 篠田 正浩
出演
岩下 志麻 中村 吉右衛門 小松 方正

近松門左衛門の同名原作を斬新な演出で映画化した篠田正浩監督初期の傑作。
紙屋治兵衛は女房子供のある身でありながら、遊女小春と深く馴染んでいた。
ついには妻子を捨て小春と情死しようかという治兵衛の入れ込みように・・・
『死にとうない。一緒になりたいだけや・・・』と涙し、狂ったように身体を求め合うシーンが、小春を刺し殺し、黒子の手助けによって治兵衛が首を吊るラストシーンを際立たせています。
近松浄瑠璃、
この映画がこの年のキネマ旬報で一番に評価されました。
この年ATG という5社以外で創られる映画が結構ありました。
監督 篠田 正浩 はこの時代の潮流「日本ヌーベルバーグ」の監督の一人
松竹に多く、大島渚、吉田喜重などと新企画映画に挑戦していました。
実験映画としてみましたが、エンタメとしては無理な感じでした。
リアリズムなのか幻想なのか
そんな谷間の表現だったように思いました。
この年の映画橋のない川
男はつらいよ(第1作)
少年 大島渚 BOX1
私が推薦する古典映画も
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■ 発行者: 須久 凛
心中天網島 1969年 表現社=ATG
監督 篠田 正浩
出演
岩下 志麻 中村 吉右衛門 小松 方正
近松門左衛門の同名原作を斬新な演出で映画化した篠田正浩監督初期の傑作。
紙屋治兵衛は女房子供のある身でありながら、遊女小春と深く馴染んでいた。
ついには妻子を捨て小春と情死しようかという治兵衛の入れ込みように・・・
『死にとうない。一緒になりたいだけや・・・』と涙し、狂ったように身体を求め合うシーンが、小春を刺し殺し、黒子の手助けによって治兵衛が首を吊るラストシーンを際立たせています。
近松浄瑠璃、
この映画がこの年のキネマ旬報で一番に評価されました。
この年ATG という5社以外で創られる映画が結構ありました。
監督 篠田 正浩 はこの時代の潮流「日本ヌーベルバーグ」の監督の一人
松竹に多く、大島渚、吉田喜重などと新企画映画に挑戦していました。
実験映画としてみましたが、エンタメとしては無理な感じでした。
リアリズムなのか幻想なのか
そんな谷間の表現だったように思いました。
この年の映画橋のない川
男はつらいよ(第1作)
少年 大島渚 BOX1
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石原裕次郎と三船敏郎競演 古典映画1968年「黒部の太陽」
石原裕次郎は、世界にも知られた大スター、三船敏郎との共演を企図してこの「黒部の太陽」を製作した。

夢の共演が実現するかに見えたが、実現までの道のりは長かった。
「五社協定」といって、当方のスター三船と日活のスター裕次郎は、たとえ独立プロであろうが競演できない決まりが会った。
裕次郎はそれを無視して押し込もうとしたが、三船がびびったという話があった。
でもその競演は実現し、
当時の国家的な大事業であった黒部峡谷のダム建設を扱った壮大なドラマが完成した。
映画化には莫大な費用で、大手映画会社が組んでも手を出せないほどのスケールの大きな物語であった。裕次郎にとっては、勝負をかけての挑戦であった。
この年、ほかにも問題作があったが、私にはこの映画しか思い出せない。
フォッサマグナ、
日本地理で勉強した、日本列島の岩盤をトンネルで打ち明ける工事、
そのことだけしか記憶にない映画でしたが、裕次郎の「太平洋一人ぼっち」からこの映画に情熱をかける気持ちが伝わる映画だったと心に残りました。
スターが独立プロダクションを創り自分の映画を創りたいと
そんな映画界の揺れる年でもあったのでした。
この年推奨映画をどうぞ
三国連太郎/神々の深き欲望
絞首刑 大島渚1968
人生劇場 飛車角と吉良常
石原裕次郎は、世界にも知られた大スター、三船敏郎との共演を企図してこの「黒部の太陽」を製作した。
夢の共演が実現するかに見えたが、実現までの道のりは長かった。
「五社協定」といって、当方のスター三船と日活のスター裕次郎は、たとえ独立プロであろうが競演できない決まりが会った。
裕次郎はそれを無視して押し込もうとしたが、三船がびびったという話があった。
でもその競演は実現し、
当時の国家的な大事業であった黒部峡谷のダム建設を扱った壮大なドラマが完成した。
映画化には莫大な費用で、大手映画会社が組んでも手を出せないほどのスケールの大きな物語であった。裕次郎にとっては、勝負をかけての挑戦であった。
この年、ほかにも問題作があったが、私にはこの映画しか思い出せない。
フォッサマグナ、
日本地理で勉強した、日本列島の岩盤をトンネルで打ち明ける工事、
そのことだけしか記憶にない映画でしたが、裕次郎の「太平洋一人ぼっち」からこの映画に情熱をかける気持ちが伝わる映画だったと心に残りました。
スターが独立プロダクションを創り自分の映画を創りたいと
そんな映画界の揺れる年でもあったのでした。
この年推奨映画をどうぞ
三国連太郎/神々の深き欲望
絞首刑 大島渚1968
人生劇場 飛車角と吉良常
古典映画「日本のいちばん長い日」 8月15日天皇玉音放送
「日本にもう戦う力なぞは・・・」(石黒農相)
「天皇および日本国政府は連合国司令官にサブジェクト・トゥするとなっており
これは隷属であり絶対受諾など出来ません!」(畑中少佐)
「戦争が継続になったら何もかもおしまいだ。いざとなったらもうこれ(青酸カリによる自決)
しか方法がないかも知れんね」(迫水書記官長)
「もうあと二千万、日本人の男子の半分を特攻に出す覚悟で戦えば、必ず、必ず勝てます!」
(大西海軍軍令部次長)
「勝つか負けるかはもう問題ではない。日本の国民を生かすか殺すかなのです」(東郷外相)
「陸軍大臣も部内からの突き上げで苦しいのです。待てるものならもう二日
待ってあげることは出来ないでしょうか」(小林海軍軍医)
「万一終戦と決まった場合、東部軍の作戦参謀としてどのような態度をとるべきかでありますが」
(東部軍・不破参謀)
「下らん上層部の右往左往など気にするな。厚木基地は最後まで戦うぞ!」
(厚木基地・小園司令)
「建軍以来一度も敗戦を知らず、『生きて虜囚の辱めを受けず』と徹底的に教育されて
ますからね」
(蓮沼侍従武官長)
「いまさら論じてももうどうにもならん。行動あるのみだ」(椎崎中佐)
「この決定に逆らうものは反乱軍、というわけだな」(第二総軍・畑元帥)
「市谷台の将校は全員切腹するのだ」(井田中佐)
「陸相は今までの戦闘を単に補給戦に負けたに過ぎんとその責任を他の部門に
転嫁されようとるのか!」(米内海相)
「多くの兵がなぜ死んでいったのだ!みんな日本の勝利を固く信じていたからではないのか!
彼らにはなんとしても栄光ある敗北を与えねばならん」(阿南陸相)
「ついては軍の真意をお聞かせ願いたい」(第二総軍参謀・白石中佐)
「皇軍の辞書に降伏の二字なし」(横浜警備隊長・佐々木大尉)
「皇国の勝敗はかかって諸君の双肩にある」(児玉基地・野中大佐)
「天皇がやめろと言われるからやめる。聞こえはいいがこれは一種の責任逃れです」
(井田中佐)
「私はこれから明治神宮に行きその社前に額ずき、一人の赤裸々な日本人として右するか
左するか決めたいと思う」(森近衛師団長)
「私も戦争終結には反対です。いまさら無条件降伏など」(首相官邸警備の警官)
「君達だけが国を守ってるのではない。われわれ国民全員が力をあわせなくては」(徳川侍従)
「直ちに反乱軍を鎮圧する!」(田中東部軍司令官)
「現在は警戒警報発令中であり、東部軍の許可のない限り放送は出来ません」
(NHK館野アナウンサー)
「あらゆる手続きが必要だ。儀式と言ったほうがいいのかも知れない。
何しろ大日本帝国のお葬式だからね」(下村情報局総裁)
「もう年寄りの出る幕じゃないよ。これからはもっと若い人の時代でね」(鈴木首相)
「このたびの放送は天皇自らがわれわれ兵を直接叱咤激励してくれると信じている者が多数
おるようでありますが」(児玉基地・将校)
8月15日「玉音放送」前夜のやり取り
そして、その日8月15日正午
じりじり照りつける真夏の太陽の下
「耐えがたきを耐え、忍びがたきをしのび・・・」
あの有名な玉音放送になります
映画はその一部始終を伝えたのですが、
映画の出来はどうだったのか
それほど心に刻まれませんでした。
でも記憶にはある、岡本喜八監督を黒澤監督2世の期待はありました。
「御前会議」天皇の前での会議です。
全然関係ないんですが、
私の誕生日は8月15日です。
この映画の価値がどんなものだったかはともかく、
こんな映画は必要だったと思います。
歴史に刻む意味があります。
この年1967年の記憶に残る日本映画
【送料無料選択可!】上意討ち-拝領妻始末- / 邦画
華岡青洲の妻
忍者武芸帳(5)
大島渚のすべて
「日本にもう戦う力なぞは・・・」(石黒農相)
「天皇および日本国政府は連合国司令官にサブジェクト・トゥするとなっており
これは隷属であり絶対受諾など出来ません!」(畑中少佐)
「戦争が継続になったら何もかもおしまいだ。いざとなったらもうこれ(青酸カリによる自決)
しか方法がないかも知れんね」(迫水書記官長)
「もうあと二千万、日本人の男子の半分を特攻に出す覚悟で戦えば、必ず、必ず勝てます!」
(大西海軍軍令部次長)
「勝つか負けるかはもう問題ではない。日本の国民を生かすか殺すかなのです」(東郷外相)
「陸軍大臣も部内からの突き上げで苦しいのです。待てるものならもう二日
待ってあげることは出来ないでしょうか」(小林海軍軍医)
「万一終戦と決まった場合、東部軍の作戦参謀としてどのような態度をとるべきかでありますが」
(東部軍・不破参謀)
「下らん上層部の右往左往など気にするな。厚木基地は最後まで戦うぞ!」
(厚木基地・小園司令)
「建軍以来一度も敗戦を知らず、『生きて虜囚の辱めを受けず』と徹底的に教育されて
ますからね」
(蓮沼侍従武官長)
「いまさら論じてももうどうにもならん。行動あるのみだ」(椎崎中佐)
「この決定に逆らうものは反乱軍、というわけだな」(第二総軍・畑元帥)
「市谷台の将校は全員切腹するのだ」(井田中佐)
「陸相は今までの戦闘を単に補給戦に負けたに過ぎんとその責任を他の部門に
転嫁されようとるのか!」(米内海相)
「多くの兵がなぜ死んでいったのだ!みんな日本の勝利を固く信じていたからではないのか!
彼らにはなんとしても栄光ある敗北を与えねばならん」(阿南陸相)
「ついては軍の真意をお聞かせ願いたい」(第二総軍参謀・白石中佐)
「皇軍の辞書に降伏の二字なし」(横浜警備隊長・佐々木大尉)
「皇国の勝敗はかかって諸君の双肩にある」(児玉基地・野中大佐)
「天皇がやめろと言われるからやめる。聞こえはいいがこれは一種の責任逃れです」
(井田中佐)
「私はこれから明治神宮に行きその社前に額ずき、一人の赤裸々な日本人として右するか
左するか決めたいと思う」(森近衛師団長)
「私も戦争終結には反対です。いまさら無条件降伏など」(首相官邸警備の警官)
「君達だけが国を守ってるのではない。われわれ国民全員が力をあわせなくては」(徳川侍従)
「直ちに反乱軍を鎮圧する!」(田中東部軍司令官)
「現在は警戒警報発令中であり、東部軍の許可のない限り放送は出来ません」
(NHK館野アナウンサー)
「あらゆる手続きが必要だ。儀式と言ったほうがいいのかも知れない。
何しろ大日本帝国のお葬式だからね」(下村情報局総裁)
「もう年寄りの出る幕じゃないよ。これからはもっと若い人の時代でね」(鈴木首相)
「このたびの放送は天皇自らがわれわれ兵を直接叱咤激励してくれると信じている者が多数
おるようでありますが」(児玉基地・将校)
8月15日「玉音放送」前夜のやり取り
そして、その日8月15日正午
じりじり照りつける真夏の太陽の下
「耐えがたきを耐え、忍びがたきをしのび・・・」
あの有名な玉音放送になります
映画はその一部始終を伝えたのですが、
映画の出来はどうだったのか
それほど心に刻まれませんでした。
でも記憶にはある、岡本喜八監督を黒澤監督2世の期待はありました。
「御前会議」天皇の前での会議です。
全然関係ないんですが、
私の誕生日は8月15日です。
この映画の価値がどんなものだったかはともかく、
こんな映画は必要だったと思います。
歴史に刻む意味があります。
この年1967年の記憶に残る日本映画
【送料無料選択可!】上意討ち-拝領妻始末- / 邦画
華岡青洲の妻
忍者武芸帳(5)
大島渚のすべて
日本映画 黒澤明監督 赤ひげ 1965年
山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を、黒澤明監督が「日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。
私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」という熱意で、当時のどの日本映画よりも長い2年の歳月をかけて映画化した黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。
完成した作品を観た山本周五郎をして「原作よりいい」と言わしめた。(Wikipedia より引用)

監督 黒澤明 脚本 井手雅人 小国英雄 菊島隆三 黒澤明
出演者 三船敏郎 加山雄三 山崎努
山本周五郎の絶対的ファンである私
息子 二人の娘 犬のサブ
すべて周五郎さんの樅の木は残ったほかの主人公のお名前をいただきました。
そんな私が、大好きな黒澤映画
赤ひげを見て、アット思いました
原作と全く違う主人公 あまりにも力感あふれる 小石川養生所無骨な三船敏郎所長・新出去定と最新のオランダ医学を学んだ青年加山雄三医師・保本登
ところが、原作が言おうとした意図が全く違う人物像にちゃんと表現されていました。
原作者山本周五郎をして「原作よりいい」と言わしめた
のは、ヨイショだけとは思えませんでした。
特に曲軒と呼ばれ、あらゆる賞を拒否した周五郎の言葉だから余計に黒澤の作品を光らせたと思いました。
赤ひげは主人公の青年医師に、「仁術どころか、医学はまだ風邪ひとつ満足に治せはしない、病因の正しい判断もつかず、ただ患者の生命力に頼って、もそもそ手さぐりをしているだけのことだ、しかも手さぐりをするだけの努力さえ、しようとしない似而非(えせ)医者が大部分なんだ。」と述懐している。
このセリフ
今の医療現場でも全く同じではないでしょうか。
是非この映画もう一度ご覧ください。
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この年の推薦日本映画
市川崑#長篇記録映画#東京オリンピック
にっぽん泥棒物語
冷飯とおさんとちゃん
山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を、黒澤明監督が「日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。
私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」という熱意で、当時のどの日本映画よりも長い2年の歳月をかけて映画化した黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。
完成した作品を観た山本周五郎をして「原作よりいい」と言わしめた。(Wikipedia より引用)
監督 黒澤明 脚本 井手雅人 小国英雄 菊島隆三 黒澤明
出演者 三船敏郎 加山雄三 山崎努
山本周五郎の絶対的ファンである私
息子 二人の娘 犬のサブ
すべて周五郎さんの樅の木は残ったほかの主人公のお名前をいただきました。
そんな私が、大好きな黒澤映画
赤ひげを見て、アット思いました
原作と全く違う主人公 あまりにも力感あふれる 小石川養生所無骨な三船敏郎所長・新出去定と最新のオランダ医学を学んだ青年加山雄三医師・保本登
ところが、原作が言おうとした意図が全く違う人物像にちゃんと表現されていました。
原作者山本周五郎をして「原作よりいい」と言わしめた
のは、ヨイショだけとは思えませんでした。
特に曲軒と呼ばれ、あらゆる賞を拒否した周五郎の言葉だから余計に黒澤の作品を光らせたと思いました。
赤ひげは主人公の青年医師に、「仁術どころか、医学はまだ風邪ひとつ満足に治せはしない、病因の正しい判断もつかず、ただ患者の生命力に頼って、もそもそ手さぐりをしているだけのことだ、しかも手さぐりをするだけの努力さえ、しようとしない似而非(えせ)医者が大部分なんだ。」と述懐している。
このセリフ
今の医療現場でも全く同じではないでしょうか。
是非この映画もう一度ご覧ください。
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市川崑#長篇記録映画#東京オリンピック
にっぽん泥棒物語
冷飯とおさんとちゃん
古典映画 「砂の女」は実験映画 それより「飢餓海峡」
主人公岡田栄二は砂漠に新種のハンミョウを採集しに向かうが、砂漠の中の村で寡婦岸田今日子が住む家に滞在するように勧められる。
村の家は一軒一軒砂丘に掘られた蟻地獄の巣にも似た穴の底にあり、はしごでのみ地上と出入りできる。
一夜明けるとはしごが村人によって取り外され、主人公は女とともに穴の下に閉じ込められ奇妙な同居を始める。
村の家々は常に砂を穴の外に運び出さない限り砂に埋もれてしまうため人手を欲していた。
勅使河原宏監督の、結構難しい映画でした。
勅使河原宏の世界 (DVD) ◆20%OFF!
あり地獄の男女が生活を見せることで、何を表現したかったのか。
今でもこの映画の意味が分かりかねています。ある意味スエデーデン映画を見るような違和感を感じました。
むしろこの年面白いと今でも思い出されるのは、
飢餓海峡 水上勉原作映画でした。
青函連絡船の転覆事故が発生した頃、北海道の岩内で質店一家の強盗放火殺人事件が発生していた。
連絡船事故の遺体収容にあたった函館警察の弓坂刑事は、身元不明の二つの死体がどこか別の場所から流れて来たものと推測する。
同じ頃、酌婦の杉戸八重は一夜を共にした犬飼という男から大金を渡された。犬飼は去ったものの、八重はその恩人への感謝に、大金を包んであった新聞と自分が貸して犬飼が使った安全剃刀を肌身につけて持っていた。
その後、弓坂が八重に不審な男について尋問するが、八重は犬飼をかばって何も話さなかった。
そして、八重は酌婦をやめて去っていき、行方はようとして知れなかった。 それから十年、八重は舞鶴で心中死体となって発見された。
東舞鶴警察の味村刑事が女の懐中から舞鶴のデンプン工場主樽見京一郎が、刑余更生事業資金に三千万円寄贈したという新聞の切り抜きを発見し、事件は急転する。
青函連絡船の転覆事故を題材にした、おもしろい推理映画で、ダイナミズムを感じる人間模様の映画でした。
樽見京一郎/犬飼多吉:三國連太郎
杉戸八重:左幸子
弓坂吉太郎刑事:伴淳三郎
味村時雄刑事:高倉健
これらの出演者の演技も見事で、三国錬太郎の犯人、伴淳(バンジュン)の刑事、健さん、そして左幸子の酌婦、深く暗く熱い人間模様の映画といえ、
この種の映画のエンターテインメントを開いたと思いました。
今でも充分、どきどきわくわく、歴史と時代を感じられる映画だと思います。
ぜひ見てください。
この年のほかの映画
赤い殺意
越後つついし親不知
私が推薦する古典映画も
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■ 発行者: 須久 凛
主人公岡田栄二は砂漠に新種のハンミョウを採集しに向かうが、砂漠の中の村で寡婦岸田今日子が住む家に滞在するように勧められる。
村の家は一軒一軒砂丘に掘られた蟻地獄の巣にも似た穴の底にあり、はしごでのみ地上と出入りできる。
一夜明けるとはしごが村人によって取り外され、主人公は女とともに穴の下に閉じ込められ奇妙な同居を始める。
村の家々は常に砂を穴の外に運び出さない限り砂に埋もれてしまうため人手を欲していた。
勅使河原宏監督の、結構難しい映画でした。
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あり地獄の男女が生活を見せることで、何を表現したかったのか。
今でもこの映画の意味が分かりかねています。ある意味スエデーデン映画を見るような違和感を感じました。
むしろこの年面白いと今でも思い出されるのは、
飢餓海峡 水上勉原作映画でした。
青函連絡船の転覆事故が発生した頃、北海道の岩内で質店一家の強盗放火殺人事件が発生していた。
連絡船事故の遺体収容にあたった函館警察の弓坂刑事は、身元不明の二つの死体がどこか別の場所から流れて来たものと推測する。
同じ頃、酌婦の杉戸八重は一夜を共にした犬飼という男から大金を渡された。犬飼は去ったものの、八重はその恩人への感謝に、大金を包んであった新聞と自分が貸して犬飼が使った安全剃刀を肌身につけて持っていた。
その後、弓坂が八重に不審な男について尋問するが、八重は犬飼をかばって何も話さなかった。
そして、八重は酌婦をやめて去っていき、行方はようとして知れなかった。 それから十年、八重は舞鶴で心中死体となって発見された。
東舞鶴警察の味村刑事が女の懐中から舞鶴のデンプン工場主樽見京一郎が、刑余更生事業資金に三千万円寄贈したという新聞の切り抜きを発見し、事件は急転する。
青函連絡船の転覆事故を題材にした、おもしろい推理映画で、ダイナミズムを感じる人間模様の映画でした。
樽見京一郎/犬飼多吉:三國連太郎
杉戸八重:左幸子
弓坂吉太郎刑事:伴淳三郎
味村時雄刑事:高倉健
これらの出演者の演技も見事で、三国錬太郎の犯人、伴淳(バンジュン)の刑事、健さん、そして左幸子の酌婦、深く暗く熱い人間模様の映画といえ、
この種の映画のエンターテインメントを開いたと思いました。
今でも充分、どきどきわくわく、歴史と時代を感じられる映画だと思います。
ぜひ見てください。
この年のほかの映画
赤い殺意
越後つついし親不知
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■ 発行者: 須久 凛
古典映画 黒澤明映画 団塊シニアの映画情報
山本周五郎は私のすべてです。
個人的なことですみません。息子に周五の名(さすがに郎までは・・・)をいただき、娘にシヅ・ウノの名をいただき、愛犬にサブまでいただいています。
山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を、黒澤明監督が「日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。
私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。
そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」という熱意で、当時のどの日本映画よりも長い2年の歳月をかけて映画化した黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。

完成した作品を観た山本周五郎をして「原作よりいい」といわしめた。
この映画は本当にいい映画でしたが・・・
黒澤が挑戦をやめたのかと思わせる映画でした
私は、この頃やっと就職しました
コマーシャルを作る会社で、放送局MBSの子会社でした
この会社に就職できたことは、今言えるのですが大変重要でした
2年もないまま、この会社を解雇され(組合運動)メディアの世界と関係をたつことになったのでした。
安保闘争で挫折感を味わった後、スラムにワークキャンプ(労働ボランティア)参加していました。
赤ひげはその時とダブります
あつかましく、押し付けがましく、善意の押し売り
そういつも言われたことをこの後続けたんですね
赤ひげは黒澤映画の戦いを内側に変えた映画でした
この映画は今も、そんな時代感を感じざるをえません。
この年の代表的映画

中村錦之助/冷飯とおさんとちゃん
水で書かれた物語(DVD) ◆20%OFF!
■ 発行者: 須久 凛
山本周五郎は私のすべてです。
個人的なことですみません。息子に周五の名(さすがに郎までは・・・)をいただき、娘にシヅ・ウノの名をいただき、愛犬にサブまでいただいています。
山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を、黒澤明監督が「日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。
私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。
そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」という熱意で、当時のどの日本映画よりも長い2年の歳月をかけて映画化した黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。
完成した作品を観た山本周五郎をして「原作よりいい」といわしめた。
この映画は本当にいい映画でしたが・・・
黒澤が挑戦をやめたのかと思わせる映画でした
私は、この頃やっと就職しました
コマーシャルを作る会社で、放送局MBSの子会社でした
この会社に就職できたことは、今言えるのですが大変重要でした
2年もないまま、この会社を解雇され(組合運動)メディアの世界と関係をたつことになったのでした。
安保闘争で挫折感を味わった後、スラムにワークキャンプ(労働ボランティア)参加していました。
赤ひげはその時とダブります
あつかましく、押し付けがましく、善意の押し売り
そういつも言われたことをこの後続けたんですね
赤ひげは黒澤映画の戦いを内側に変えた映画でした
この映画は今も、そんな時代感を感じざるをえません。
この年の代表的映画
中村錦之助/冷飯とおさんとちゃん
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日本映画1963年 黒澤明「天国と地獄」

キネマ旬報トップは、今村昌平監督「日本昆虫記」です。
でも私が今でも何度もビデオでも見るのは、黒澤明「天国と地獄」です。
この映画は、当時の日本の状況、
今日につながる格差を見事にあらわしていました。
丘の上の金持ちの家
能力はあるが、恵まれない人のねたみと、復讐心
そんな反骨的な、虐げられた人にはまだあったのです。
そんな時代に中学生だった世代が、団塊世代でした。
山崎勉演じる、インターンの医者、
這い上がってきた、頭のいい青年
その彼が、誘拐を計画して、丘の上の金持ち三船敏郎の人生を破滅に陥れる
そんなドラマでしたが、
映画は、見事にサスペンス、リアリティ
丁寧で、お金のかかった映像
とてもこのところの、テレビサスペンスの質とは比べるのが間違いです
この映画が、今に伝えるもの
それは何でしょうか?
天国と地獄
見事に、格差を言い表していると思えます。
この映画は面白い、もっと緻密に出来ています、
一度ご覧ください。
この年の優秀映画
五番町夕霧楼
太平洋ひとりぼっち
今村昌平傑作選#第一巻
■ 発行者: 須久 凛
キネマ旬報トップは、今村昌平監督「日本昆虫記」です。
でも私が今でも何度もビデオでも見るのは、黒澤明「天国と地獄」です。
この映画は、当時の日本の状況、
今日につながる格差を見事にあらわしていました。
丘の上の金持ちの家
能力はあるが、恵まれない人のねたみと、復讐心
そんな反骨的な、虐げられた人にはまだあったのです。
そんな時代に中学生だった世代が、団塊世代でした。
山崎勉演じる、インターンの医者、
這い上がってきた、頭のいい青年
その彼が、誘拐を計画して、丘の上の金持ち三船敏郎の人生を破滅に陥れる
そんなドラマでしたが、
映画は、見事にサスペンス、リアリティ
丁寧で、お金のかかった映像
とてもこのところの、テレビサスペンスの質とは比べるのが間違いです
この映画が、今に伝えるもの
それは何でしょうか?
天国と地獄
見事に、格差を言い表していると思えます。
この映画は面白い、もっと緻密に出来ています、
一度ご覧ください。
この年の優秀映画
五番町夕霧楼
太平洋ひとりぼっち
今村昌平傑作選#第一巻
私が推薦する古典映画も
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■ 発行者: 須久 凛
古典映画吉永小百合 1962年映画「キューポラのある街」
15歳の中学生ジュン(吉永小百合)は高校へ進学したいけど、鋳物職人の父親・辰五郎(東野英治郎)が勤めていた工場が買収されクビになり、働きながら定時制高校へ通える大工場へ就職しようと決意する。
ジュンの弟・タカユキ(市川好郎)はガキ大将で、クズ鉄盗みなんかやって、ほっておくとグレかねないので、ジュンは心配でたまらない。
若い工員の克巳(浜田光夫)がジュンの相談相手。克巳は辰五郎の就職を心配しているが、辰五郎は組合活動をしている克巳をアカ呼ばわりして世話になろうとしない。ジュンの級友の父親のコネで辰五郎は新しい工場へ就職するが、新技術についてゆけず、その職場をアッサリ辞めてしまう。
それで仕方なく母親・トミが飲み屋へ働きに出る。生活環境の悪化の中でも、ジュンとタカユキはまっすぐに青春を走っていく……
この年のキネマ旬報の1位は「私は2歳」でしたが
「キューポラのある街」が印象深い映画でした。
吉永小百合のデビュウ映画・・・???
であろうがどうだろうが、いい映画だった
この映画、ジュン(吉永)よりジュンの弟・タカユキ(市川好郎)の存在のほうが印象的だった
彼が、北朝鮮に帰る(?)友達を送るシーン
現在の北朝鮮問題を考えるとき、
この場面はリアリティを伝えてきます
この年から日本映画は、
ヌーベルバーグ監督 大島渚、吉田喜重、篠田などの監督に巨匠がいい作品を発表した年でした
この年の注目映画

■ 発行者: 須久 凛
15歳の中学生ジュン(吉永小百合)は高校へ進学したいけど、鋳物職人の父親・辰五郎(東野英治郎)が勤めていた工場が買収されクビになり、働きながら定時制高校へ通える大工場へ就職しようと決意する。
ジュンの弟・タカユキ(市川好郎)はガキ大将で、クズ鉄盗みなんかやって、ほっておくとグレかねないので、ジュンは心配でたまらない。
若い工員の克巳(浜田光夫)がジュンの相談相手。克巳は辰五郎の就職を心配しているが、辰五郎は組合活動をしている克巳をアカ呼ばわりして世話になろうとしない。ジュンの級友の父親のコネで辰五郎は新しい工場へ就職するが、新技術についてゆけず、その職場をアッサリ辞めてしまう。
それで仕方なく母親・トミが飲み屋へ働きに出る。生活環境の悪化の中でも、ジュンとタカユキはまっすぐに青春を走っていく……
この年のキネマ旬報の1位は「私は2歳」でしたが
「キューポラのある街」が印象深い映画でした。
吉永小百合のデビュウ映画・・・???
であろうがどうだろうが、いい映画だった
この映画、ジュン(吉永)よりジュンの弟・タカユキ(市川好郎)の存在のほうが印象的だった
彼が、北朝鮮に帰る(?)友達を送るシーン
現在の北朝鮮問題を考えるとき、
この場面はリアリティを伝えてきます
この年から日本映画は、
ヌーベルバーグ監督 大島渚、吉田喜重、篠田などの監督に巨匠がいい作品を発表した年でした
この年の注目映画
私が推薦する古典映画も
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■ 発行者: 須久 凛
邦画ベスト 「名もなく貧しく美しく」1961年は安保を忘れた
日本映画 この年のキネマ旬報は
羽仁進監督「不良少年」を選んだ、
たぶん見たと思うが、ほとんど記憶がない。
記憶に強くあるのは
高峰秀子の旦那、松山善三監督(木下恵介の一番弟子)の作品
「名もなく貧しく美しく」

高峰秀子 タカミネヒデコ (片山秋子)
小林桂樹 コバヤシケイジュ (片山道夫)
島津雅彦 シマヅマサヒコ (片山一郎(一年生))
王田秀夫 (片山一郎(五年生))
原泉 ハラセン (秋子の母たま)
こんな俳優で、聾唖者家族が生きていく苦難とその生活の美しさを描いた映画でした。
偏ることなく、不幸ばかりがおしよせる生活を、不思議な暖かさで表現する
木下一家の作風が、松山監督に受け継がれた映画でした。
映画の内容より、私があなたに伝えたいのは、
前年の安保闘争で、日本中の人たちが政治にエネルギーを費やし
くたくたになったその直後に
こんな映画が生まれたことなのです。
ある意味で、癒し系の映画と言えます
またある意味で、麻薬系の映画ともいえます。
ともあれ、その後日本は日米安保の絆で、
所得倍増、世界第2位の経済大国になっていくのです。
安保世代に続く、団塊世代によって・・・
この年の映画の特徴を私が選びました
用心棒 / 黒澤明
はだかっ子/田坂具隆
飼育/大島渚
日本映画 この年のキネマ旬報は
羽仁進監督「不良少年」を選んだ、
たぶん見たと思うが、ほとんど記憶がない。
記憶に強くあるのは
高峰秀子の旦那、松山善三監督(木下恵介の一番弟子)の作品
「名もなく貧しく美しく」
高峰秀子 タカミネヒデコ (片山秋子)
小林桂樹 コバヤシケイジュ (片山道夫)
島津雅彦 シマヅマサヒコ (片山一郎(一年生))
王田秀夫 (片山一郎(五年生))
原泉 ハラセン (秋子の母たま)
こんな俳優で、聾唖者家族が生きていく苦難とその生活の美しさを描いた映画でした。
偏ることなく、不幸ばかりがおしよせる生活を、不思議な暖かさで表現する
木下一家の作風が、松山監督に受け継がれた映画でした。
映画の内容より、私があなたに伝えたいのは、
前年の安保闘争で、日本中の人たちが政治にエネルギーを費やし
くたくたになったその直後に
こんな映画が生まれたことなのです。
ある意味で、癒し系の映画と言えます
またある意味で、麻薬系の映画ともいえます。
ともあれ、その後日本は日米安保の絆で、
所得倍増、世界第2位の経済大国になっていくのです。
安保世代に続く、団塊世代によって・・・
この年の映画の特徴を私が選びました
用心棒 / 黒澤明
はだかっ子/田坂具隆
飼育/大島渚
邦画ベスト1960年「おとうと」市川 崑 監督
この年は、60年安保闘争で、日本中がデモの嵐が吹き荒れた
国会デモ、6月15日樺美智子さんがその騒乱の中、なくなったことを忘れることが出来ません。
このときには、参加しませんでしたが、国会デモを体験いたしました。
青春の忘れられない年、1960年はそんな年でした。

「おとうと」
監督 ................ 市川崑
脚本 ................ 水木洋子
原作 ................ 幸田文
配役
げん ................ 岸恵子
碧郎 ................ 川口浩
母 ................ 田中絹代
田沼夫人 ................ 岸田今日子
そんなデモの合間をくぐって、この年は映画を見まくりました。
当時、3本立て55円、3番館くらいはそんなチケットで、
それにしてもこの年370本位見たのですから、どうしてお金工面したのでしょう
今でも不思議な気がします。
映画に戻ります
この映画幸田露伴の娘、幸田文の原作です
その姉役が岸恵子 おとうとが川口浩 (川口松太郎の息子)
継母の田中絹代は、異母であることでこの姉弟になじめず
キリスト信仰にそのはけ口を見つけます
仲間の岸田京子と田中絹代のひそひそと陰気に話し合うシーンがなんとも今でも印象に残っています。
信仰とは、逃げ場所であること、
自分を主張する場であることがよく分かります。
統一教会など、最近のキリスト教信仰は、
この映画の田中絹代と岸田京子の姿とダブります。
この年の、日本のおかれた状況、
アメリカの占領から自立しようとする苦しさを
この映画は、監督がそんな意図がなくても、時代が作らせたように思えます。
アメリカ、キリスト教、信仰、救われる
このことが、げんと碧郎姉弟が抵抗する日本人の姿
こじつけですが、
60年安保
日米の主従の関係にNOと言った、その当時の日本人がいたのではないかとさえ思います。
この映画は、そんなこととは何の関係もないのですが、
当時の空気はこんな映画にも吹き込んでいると思えました。
この年、すごく濃い映画がたくさんありました
三船敏郎/悪い奴ほどよく眠る
小津安二郎 秋日和
裸の島(DVD) ◆20%OFF!
大島渚/日本の夜と霧
この年は、60年安保闘争で、日本中がデモの嵐が吹き荒れた
国会デモ、6月15日樺美智子さんがその騒乱の中、なくなったことを忘れることが出来ません。
このときには、参加しませんでしたが、国会デモを体験いたしました。
青春の忘れられない年、1960年はそんな年でした。

「おとうと」
監督 ................ 市川崑
脚本 ................ 水木洋子
原作 ................ 幸田文
配役
げん ................ 岸恵子
碧郎 ................ 川口浩
母 ................ 田中絹代
田沼夫人 ................ 岸田今日子
そんなデモの合間をくぐって、この年は映画を見まくりました。
当時、3本立て55円、3番館くらいはそんなチケットで、
それにしてもこの年370本位見たのですから、どうしてお金工面したのでしょう
今でも不思議な気がします。
映画に戻ります
この映画幸田露伴の娘、幸田文の原作です
その姉役が岸恵子 おとうとが川口浩 (川口松太郎の息子)
継母の田中絹代は、異母であることでこの姉弟になじめず
キリスト信仰にそのはけ口を見つけます
仲間の岸田京子と田中絹代のひそひそと陰気に話し合うシーンがなんとも今でも印象に残っています。
信仰とは、逃げ場所であること、
自分を主張する場であることがよく分かります。
統一教会など、最近のキリスト教信仰は、
この映画の田中絹代と岸田京子の姿とダブります。
この年の、日本のおかれた状況、
アメリカの占領から自立しようとする苦しさを
この映画は、監督がそんな意図がなくても、時代が作らせたように思えます。
アメリカ、キリスト教、信仰、救われる
このことが、げんと碧郎姉弟が抵抗する日本人の姿
こじつけですが、
60年安保
日米の主従の関係にNOと言った、その当時の日本人がいたのではないかとさえ思います。
この映画は、そんなこととは何の関係もないのですが、
当時の空気はこんな映画にも吹き込んでいると思えました。
この年、すごく濃い映画がたくさんありました
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