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新作映画紹介

御巣鷹山、日航機事故を扱った映画 クライマーズ・ハイ

今日連れ合いの要望で近くのシネマ???へ見に行きました。

お盆で子供連れの家族が一杯で、久ぶりに切符を買うのも長蛇の列でした。

映画は御巣鷹山の日航機墜落が群馬県側だったことで、群馬地方紙が朝日毎日読売などの全国紙に対して報道対抗するブンヤの戦いの映画でした。

御巣鷹山事件はそのための刺身のようなものでしたが、ドラマ展開には欠かせない題材でもありました。

この種の映画はアメリカのウオーターゲイト事件を追う新聞記者の戦いの

エーッとなんだったか そんな映画がありました。

そう、ワシントンポストの記者が真相に迫る映画でした「大統領の陰謀」

出演はダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォードでしたね。

ニクソンの民主党への陰謀を追跡する記者のある意味ヒーロー物語

今回のクライマーズ・ハイは日本地方新聞社の内部を格好悪く描いた映画だったと思います。

堤真一という役者は「三丁目の夕日」で存在感を知りました
今回も彼の存在感はありましたが

彼はヒーローではありませんでした。



地方紙の日航機事故担当全権デスクを任されて活躍するのですが
最後にスクープを断念して会社を去る
ある意味格好悪い記者でした。

だから「大統領の陰謀」とは違う映画でした。

ただ面白かったのは、新聞社の人間模様

編集部(紙面を記事でつくる)に対する営業部、校正部、印刷部などの亀裂と戦いが現実的で面白かった映画でした。

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「明日への遺言」藤田まことがいない?

明日への遺言今日見てきました。

最近は高齢者割引もあって、封切り間もない映画をよく見ます。

本当に贅沢なことです。こんなことは学生時代にあったことで、意や封切りは高くて見なかったけど、とにかく映画館で見るのはそれ以来最近のことで、これまで映画館に行くなんて1年に数回程度しかありませんでした。

ともあれ映画を見ましょう



明日への遺言 スクリーンには岡田資中将だけがいました

スクリーンを見つめながら、この映画の主役藤田まことがどこにもいないのが不思議でした。

役者がいない、まったく岡田資だけがそこにいました。他の俳優には役者を感じましたが、岡田家族には役者を感じませんでした。
           


とりわけ主人公岡田資中将は、彼がそのままいる錯覚を映画が終わるまでぬぐうことが出来ませんでした。

スクリーンに映る姿はまごう事のない俳優藤田まことの顔ですが、岡田中将にしか見えないのです。

藤田まことに岡田資が乗り移っているとしか感じられませんでした。
たとえでなく、あれは演じているのではないと思えたのです。

藤田まことさんに聞いてみたい気がしますが、セリフといい、立ちい振舞いといいどこにも演技を見ることが出来ないほど、映画と現実がオーバーラップしていて本当にいいものを見たという充実感が後まで残りました。


明日への遺言、淡々とした裁判がほとんどの画像でしたが、時々涙がこぼれました。

時々岡田資が英語をしゃべるシーンがありますがまったく自然で日本人の上手な英語で、違和感なく、藤田まこと(大変練習したのでしょうが)にそのまま乗り移った岡田資自身が語っているとしか思えませんでした。

それくらい、そこには藤田まこと自身を見ることが出来ません、
この映画は、CGなどの映像テクニックなどなく、カメラワークの光る映画というより、出演者の自然ななりきった姿に価値があると思います。

藤田まことでなく岡田資しかいないと思えたように、家族たち、妻の富司純子以下息子や娘たちが毎回傍聴席で見せる姿は役を超えていました。

ほとんどセリフのない、いやまったくセリフがなかった気のする役を表情やしぐさで表現した家族たちにも感動いたしました。


それはともかく、明日への遺言いい映画でした。
このところの日本映画は本当に質がよくなってきました。

日本映画ファンの私にとってとてもうれしいことです。


まだこの映画についてはいろいろ書きたいことがあります、
 
忘れないうちにぼちぼち書いていきます、次回もお付き合いください。

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「母べえ」昨日ラッキーな時間が空いて、見ました。

吉永小百合主演、山田洋二監督ですから空振りはありません。

最近は映画館がスーパーにあって、どこにいても手軽に見られますね。

やはり水準を抜く映画であった。

映画の作り方が丁寧で人の関係など非常にわかりやすく、上手いなぁといつもながら感心させられた。

この種の映画を見るとき、心がけていることがあります。

それは、ストーリーの背景にある時代がどう描写されているかなのです。

昭和15年から終戦まで、ちょうど私が生まれた年が描かれていて、その分興味深いものでした。

ストーリー
和15年、野上家では母親のことを「母べえ」父親のことを「父べえ」と呼んでいた。娘の初子と照美は、そのふたりの大きな愛に包まれて育ち、家庭には平穏があった。だが日中戦争の激化とともに国状は大いに変化し、文学者だった父は治安維持法で思想犯として投獄され結局終戦を前に獄死します。残された三人はそれでも父を信じ、家族が支えあって生きる姿を周辺の人々とのエピソードを交えながら淡々と描いていた。

さぁそこで、背景の時代ですが、CGでしょうか、当時の町の風景、新宿の状況、出征兵士を送る駅の風景などなど、そのどれもがきちんと映像化され当時の空気が伝わる気持ちがした。

山田監督には申し訳ないのですが、日本の軍国化の街の緊張や、アメリカ参戦の「真珠湾攻撃」戦勝気分と生活苦とのコントラストがもっとあってほしかったと、

少し物足りない印象も残った。

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「母べえ」での 笑福亭鶴瓶の役割がすばらしい

「母べえ」での時代背景を見ているうち、笑福亭鶴瓶の演じる関西人のおじさん

藤岡仙吉というおっさんが、母と娘2人若くて美人の叔母(投獄された父べえの妹 檀れい)のいる家族に突然現れ、迷惑がられながら数日を過ごして関西へ去っていく、

いうなら、狂言回しの役柄でしたが、

実にこの映画の内容を深くしたと思えました。

日本中が軍国主義で、新宿の中心街で「贅沢は敵」と当時の国防婦人会が服装の検査や化粧などにいちゃもんをつける

そんなシーンに、純金の指輪を見つけられ
「供出(キョーシュツ)」しなさいなど迫られ、

「わいが金儲けしてこうたもんや、そんなんするか」
国防婦人会と争い、「非国民」呼ばわりされて、警察の連行され絞られる



そんな姿が関西風のお笑いタッチで描かれていました。

主人公の家族の父べえは、共産党員でなく、ドイツ文学者なのに投獄されて留置所に

この関西人のおっさんは、同じようにこの時代の軍国主義に抵抗しているのに投獄まではされまへん

なんか関西流反戦みたいな、お笑い反戦、そんな空気が漂い、
よかった。

主役の母べえ(吉永小百合)がこのおじを毛嫌いする長女に


「それでもお母さんは、あのおじさんと話すとほっとするのよ。
 近所の人もみんなうそばかりで本当のことが言えないけど、あのおじさんの前だけでは本当のことが言えるの。」

そんなセリフがあって、関西人が戦時下で生きていた方法が少しあったような空気が面白く感じました。

山田監督もそんなことを描きたかったのでしょう。

笑福亭鶴瓶は地で芝居をしているようでこれも上手いなぁと感心しました。

関西へ帰る汽車の窓から、純金の指輪を送りにきた姉妹と山崎に渡して、
「世話になった礼や、絶対供出(キョーシュツ)したらあかんで、偉いやつがぽっぽないないしよるさかい」

出征兵士を送る万歳の声の中、このシーンが本当によかったし、印象深い光景でした。

それにしても懐かしい
「供出(キョーシュツ)」なんて言葉

私の田舎村、信楽線の線路が供出(キョーシュツ)されて戦後数年列
車がなかったんですから・・・
 
笑福亭鶴瓶/スジナシの箱

アメリカ反戦映画が観客を集められません

米国では9月から11月にかけ、イラクとアフガニスタンで米軍がかかわる戦争を批判的に取り上げた映画5本ほどが相次いで封切られた。

なかでも注視されたのはロバート・レッドフォード監督でトム・クルーズ、メリル・ストリープという超有名スター主演の「ライオンズ・フォー・ラムズ(子羊のためのライオン、邦題は「大いなる陰謀」)」という作品が不振です。


しばらくしてからこの映画見たいような気がします。

現在のアメリカ人の考え方が現れているように思います。

ベトナム戦争を題材にした「ディアハンター」葉結構興行収入もあったようです。

現在のイラクやイランに対するアメリカ人の考えは、事実を見るよりアメリカの国益が優先していますから、どんな理屈をつけても戦争しなければならないのです。

そうでなければ世界一の強くて夢の歩くにアメリカを維持できない所まで来てしまったのです。

アメリカドルを守るために、アメリカの唯一商売の出来る商品兵器を売ることで自国経済を守るために

アメリカ人はすべてイラクやイランとの中東戦争を支持しなくてはならないと思っているのです。

だから、真実でも「大いなる陰謀」などという反戦映画は受け入れられない。

そういう今のアメリカの、ある意味追い詰められた空気が伝わってきます。

だからしばらくしてこの映画みたい気がします。

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椿三十郎 黒澤明監督映画リメイク

椿三十郎 織田裕二が三船敏郎とどう違うか
椿













それがすごく楽しみな気がしてみる前から、どきどき期待です。

山本周五郎の作品を黒澤明監督はいくつも取り上げています。

先日黒澤さんが映画化できなかったシナリオを息子がプロデュースした

「雨あがる」が映画化されています。

寺尾聡のなんとも気弱そうで優しい侍

それでいてめっぽう強い剣客の主人公の姿は椿三十郎の原作

山本周五郎の作品「日日平安」の主人公とつながっていると確信しています。


それにしても、黒澤と山本周五郎との出会いはどこにあるんでしょうか

そしてその両方の大ファンである私は

その出会いがどこにあるのかを考えて見たいと思います。

だから、今度の織田裕二「椿三十郎」は必ず見ます。

森田芳光の監督作品が期待を裏切ろうがどちらでもいいのです。

勿論裏切られないほうがいいのに決まっていますが・・・

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椿三十郎 黒澤監督映画のリメイク

椿三十郎 この映画は黒澤明監督のエンタメ映画です。

黒澤映画はこれまで、ほとんどが時代にメッセージをたたきつける映画ばかりでした。

「酔いどれ天使」「生きる」「野良犬」「七人の侍」「天国と地獄」などなど

面白くて娯楽性を含みながら問いかけるメッセージ性の強い映画でした。

それが「用心棒」から「椿三十郎」の作品になるとき、エンタメ映画になったと思います。

私事で申し訳ありませんが、山本周五郎さんの小説が好きで好きで

とにかく、子供の名前も犬の名前もすべて山本周五郎さんの小説の主人公の名前なん
です。

椿三十郎は山本周五郎さんの小説「日日平安」を元に映画化されたのですが、

原作と主人公は全く違う剣客として描かれました。

山本周五郎原作の『日日平安』の脚本がベースになっていて『日日平安』は原作に比較的忠実に、気弱で腕もない主人公による殺陣のない時代劇としてシナリオ化されたのが最初の企画でした。

ところが『用心棒』の興行的成功から、「『用心棒』の続編製作を」と東宝から依頼された黒澤は、陽の目を見ずに眠っていた『日日平安』のシナリオを大幅に改変し、主役を腕の立つ三十郎に置き換えて『椿三十郎』として映画化したのです。



でも原作のエキスをちゃんと残していると、さすがは黒澤と感心します。

気弱な剣もできない武士が主人公の原作と、腕の立つ剣客の映画化と変わっても原作の主題は何も変わっていませんでした。

今回中村玉緒が演じる城代家老の奥方が

「ほんとうに切れる刀は鞘におさまってるものですよ」

のセリフ、

昼行灯の城代家老を前作では伊藤雄之助の長い馬顔ですごくよかった

この映画はいつも私のイメージで重なるのは

伊丹万作監督映画「赤西蠣太」です

片岡千恵蔵プロダクションで作った珍しく格好のよくない役を片岡千恵蔵が演じた映画でした

赤西蠣太は城代家老ではなかったのですが、昼行灯と呼ばれる武士で、しかし重要な仕事をする本当の侍を描いた映画でした

『椿三十郎』は活劇映画としての面白さですが、主題は赤西蠣太のテーマと同じだと思っています。

今回の似のリメイクはまだ見ていませんが、ちかじかみたいと思います。

どんな映画になっているか楽しみです。

出来れば、三船敏郎主演 若侍加山雄三出演の前作を見て、

もし見つけられれば、伊丹万作監督映画「赤西蠣太」を見てかr今回の映画を見れば面白いかもしれません。

ちなみに、伊丹十三監督は伊丹万作の息子です。

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三丁目の夕日に教えられる家族像

三丁目の夕日をまたDVDを借りてみました。

ズーッと引っかかっていたことがあったのです。

なぜか小津安二郎作品の東京物語が浮かんで来るのでした。



なんで、なんでと問い詰めてもどうしてか分からないのでしたが、

昨夜夢を見ました、「家族」夢はそういっているのです。

「家族」「家族」「家族」と夢の中で問い続けています。

明け方の夢でしたが、妙に気になって一日考えていたのです。

東京物語

尾道に住む平山周吉70歳(笠 智衆)と、とみ67歳(東山千栄子)が、東京で暮らす子供たちの所へ旅をする話です。

東京で病院を営んでいる長男幸一夫婦(山村聡、三宅邦子)や美容院をやっている長女志げ(杉村春子)、戦死した次男昌二の未亡人で28才の紀子(原節子)の所に遊びに行きます。

しかし子供たちはそれぞれの生活、仕事を持っており、なかなか老夫婦の面倒を見ることができません。

唯一東京見物につきあってくれたのは血のつながりのない戦死した次男昌二の未亡人紀子(原節子)でした。


老夫婦は子供達の様子を見て安心して尾道に帰りますが、とみが亡くなり、葬式が行われた後も子供達は自分の仕事と家庭に戻ってしまい、血のつながらない紀子が残りました。

要するに、実の子供との関係より嫁の関係の方が強かったという結末です。

小津安二郎はこの時、すでに血縁の関係が絶対でなくなる日本の家族を予知していたと思うのです。

それがこの映画の一番のテーマだと思えてきました。

この後に来る核家族、家庭の崩壊そんな予言的な意味がこめられた映画だったと思います。

そして今、三丁目の夕日です、



これは逆に家族の成立を意図しているようです

でも血縁ではありません

茶川も淳之介もヒロミもそれぞれ他人ですが家族になろうとするのです

それも、舞台は昭和33年の東京下町

東京物語は小津作品の特徴の静止したローアングルとカットの安定した構図の中に

激しい家族のぶつかりを描き、その後の核家族化を予言している

それに対して、三丁目の夕日は

CGなどを屈指して、動的な映像の中に安定を求める人間像を描き出しています。

他人でも家族になれる幸せを描きたかったのです。

吉本ばななの「キッキン」での不思議な家族のように

でも三丁目の夕日は、そんなさらさらとした関係の家族より

昔ながらの人情、濃い関係を望む人たちを描きました。

小津作品の「東京物語」が静的映像に激しい変化を

「三丁目の夕日」が動的映像に安定を求めた

その違いと「家族」を描いた共通点にすごい興味を覚えます。

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三丁目の夕日 CGの東京

三丁目の夕日でのCGが映像化した東京の風景は現在の東京の姿とあまりにも違うことに視覚を通して気づかせます。東京タワーの真下の下町が主たる舞台ですが、現在のその町を知るだけに、40年間で変わった町、変わった人の生活や心をいやでも思い知らされます。
CG東京現東京







上はCGでの昭和34年の東京と現在の東京です。


先ず目に飛び込んでくる風景は、建物が低いことです。都電が道路を走り、そんな場所に子供が紙飛行機を飛ばす冒頭の画面が「夕日町三丁目」が東京のどの位置か、東京の昭和33年の下町を数分で分からせます。見事な映画展開です。

瞬間にこの映画が描きたいテーマ、下町の人たちの暖かい付き合い、私が呼ぶ昭和ロマンをにおいのように漂わせてくれたのでした。


現在の東京の、いや東京だけでなく日本中の高層マンション社会は、いやでも見下ろす町と人を作りました。建物が人の関係の仕方を水平な関係から垂直(上下)の関係にしてしまったのではないか、この映画のCG画面はそんな人間関係変化を確信させるものでした。

人たちが濃密な人間関係を作るには、このように低層建物と広い空がどうしても必要な気がいたします。

タイトルと同時に集団就職の中学生たちが当時の国鉄2等車両で上野駅に着きます。車窓から建築途中の東京タワーや、当時のビルが見えます、本当にいきなりタイムスリップして昭和33年の東京にいる感じです。


上野駅の構内、集団就職の子供を迎えるごった返す画面やホームに着くSL機関車などどこが合成されたものか分からず、いやおうなくその世界に引き込まれてしまうのです。当時の上野駅の再現と上野公園の風景、まさしく私は昭和33年の東京にいました。

あとは、当時を地道に再現したセットの町、住宅お店など見事にはめ込まれていました。


映像の色調も全体にセピアカラーを意識したライティングなどもあって、レトロ間を出していたのですが、なんと言ってもこの映画の主人公はCGの画面だといえます。

同時の映像、例えば上野駅前の広場でタクシーや車、乗客たちの行き来を不自然でなく再現されると、今がそのような東京だと思えるくらいですから、CGが演じているとさえ思えたのでした。

主人公の二人の少年が、母親を訪ねて遠い高円寺まで行くシーンがあります。表通りの都電に乗るシーンと都電の走り去る通りをカメラがパンアップしながら街全体を見せるシーンがありましたが、広い通りの両側のビルや商店などの風景は空の広さを感じさせ、まさしく当時の東京が昭和ロマンの空気を持っていたことを知らせてくれるに充分でした。

また銀座の映画館や劇場、入場を待つ人の群れと劇場の遠景、当時の映画館看板(石原裕次郎の嵐を呼ぶ男)それらがセットとCGの違和感など全くなく、懐かしさの世界に導きます。

なんだか、CGの見事さにこの項で何が言いたいのかを忘れそうになりました。

CGがこの映画の主人公であり、登場する俳優達はあやつり人形のように思えます。

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映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の主役CG

「ALWAYS 三丁目の夕日」、この映画の本当の主役は彼らが暮らす東京の下町や当時の銀座、上野駅、東京駅、羽田空港などの背景にあったと思います。

とにかくドラマの背景にあるCGで昭和33年代を忠実に再現しています。

ここでちょっとCG(コンピューター・グラフィックス)って何かちょっと勉強します。
「CGは主に3D CG(三次元コンピュータグラフィックス)と2D CG(二次元コンピュータグラフィックス)に大別される。」

「3DCGはコンピュータに物体の形状、カメラの向きと画角と位置、光源の強度と位置などの情報を入力して、コンピュータ自身にプログラムで画像を計算・生成させる手法を言う。人間が手で描く必要がなく、カメラの位置を少しずつ変えたり、物体の位置を変えたりするだけで、いったん作った情報から異なる画像を大量に作り出すことが出来るため動画制作に向いており、近年の映画のリアリティ向上に多大な貢献をしている。」

「かつてはSGIなどの高性能ワークステーションや専用のレンダリングサーバ、時としてスーパーコンピュータなどを用いてレンダリング処理を行っており、大変コストがかかるものであった。その後パソコンの高性能化に伴い、安価で高性能なパソコンを使って分散レンダリングを行う方法が主流となってきている。例えば「タイタニック」や「ジュラシック・パーク」などではレンダリング専用マシンの他に業務用パソコンを就業時間後にレンダリングに転用することで効率化を図っている。」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

余計に分かりにくくなったかもしれませんが、

その昔、2年間位テレビコマーシャルの製作現場にいて、空を飛ぶ人を撮影するときなど(スーパーマンのように)人を釣り糸で空中演技をさせて、背景の空は別のカメラで撮って合成しました。

フィルム1秒(24こま)の1こま1こまを片方は人の写真をくり抜き、その型を真っ黒に塗りつぶし、背景はその人の1コマ1コマをその必要な位置にすがた通りに黒く抜いていくそして重ねて1枚の写真として完成させていく、そりゃ2時間もの映画だったら気の遠くなる作業とお金がかかります。そのことを知っている私には、CGは本当に魔法です。


ともあれ、CGとは現実の人を未来や、タイタニックなど当時の船やその内部を再現した画像に重ねてあたかも現場にその人たちがいるように映像化する技術なんです。

「ALWAYS 三丁目の夕日」をみてCGの使い方に日本的特長があるように思いました。アメリカでこの技術が作られ、本家では未来や数千年前の想像上の時代を創る技術に優れています。

「ジュラシック・パーク」「スターウオーズ」などがその代表ですが、日本映画でこのようなCGを見ることがあってもアメリカのリアリティにはとても及びつかない、それは技術上の問題だけでなく、想像世界の未確認知識の差であると思います。


でも日本のCG技術はこの「ALWAYS 三丁目の夕日」の昭和30年代の東京の再現には、多分アメリカ映画が出来ないCG技術が屈指されたと思えます。

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点と線は時刻表 砂の器も国鉄の駅

点と線のテレビドラマは久しぶりにすごくよく出来たエンタメであり

サスペンスドラマでした

料亭「小雪」の女中2人と、東京駅の13番線プラットフォームで見送られていた機械工具商会を経営する安田辰郎。この3人は、向かいの15番線プラットフォームに、同じく「小雪」で働くお時が男性と夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込むところを見つける。だが数日後、お時とその男・佐山は、香椎の海岸で情死体となって発見された。

一見ありふれた情死に見えたが、博多のベテラン刑事・鳥飼重太郎は、佐山が持っていた車内食堂の伝票から事件の裏の真相を探るため、一人、捜査をすることにする。

一方、佐山は現在社会をにぎわしている××省の汚職事件の関係者であった。この事件を追っていた本庁の刑事・三原紀一は、心中事件を追って九州へ向かい、鳥飼と出会う。

捜査の結果、二人は、東京駅で13番線プラットフォームから15番線プラットフォームが見えるのは、1日の中でわずか4分間しかないことを突き止め、安田を容疑者として追及しようとする。だが、安田には完璧なアリバイがあった

松本清張の時代をとらえた事件の導入は砂の器と同じように初めから引きつけられる。

砂の器では国鉄の蒲田駅の線路で田舎の元警察官の死体発見から始まる。

こちらも国鉄駅である、鉄道を使った推理小説が松本清張のデビュー時には多い。

砂の器の背景にはらい差別があり、点と線の背景には汚職があった。



松本清張は新聞社での給士、版工時代に見た社会事件の報道現場の体験が必ず作品に影響を与える。

点と線も砂の器も、戦後まもなくの日本の現状が描かれ

特に国鉄を舞台にする点は当時国鉄での不可解な殺人時間が松本作品の下地になっていると思えます。

下山事件、松川事件など松本清張は舞台に国鉄を持ってきたのだと思います。

その時代の空気をこのドラマ「点と線」はちゃんと捕らえたからいい作品になったのです。

多分これだけお金がかかった作品です、これからも何度か再放映されるでしょう。

点と線 / 邦画

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点と線 ビートたけしの刑事は砂の器の丹波哲郎

点と線 松本清張作品のテレビドラマを何度も見ました。
ビート












見れば見るほど、あの名作「砂の器」の映像を見る思いでした。

野村芳太郎作品の「砂の器」は野村監督には珍しく展開にサスペンティックなアメリカ映画のような早くてどきどきする映像展開でした。

その後の犯人を追い詰める展開、犯人の殺人に至る動機などを描く展開のゆっくりとしっかりと見せるリズム

そして最後に犯人の父親との放浪する過去の日本の風景が延々と映像が続く言葉のない世界

その時間に何度涙したことか

そのときを思わせる展開がそっくりこのテレビドラマにあった。

ビートたけしの刑事は見事にはまっていた、

むしろ丹波哲郎の刑事よりよかったと思う

点と線は以前映画で見たことがあるが、こちらの方がいい作品だと思った。

テレビでもこれだけの作品が出来るんだ

でも結構お金がかかったんだろうと思えます。

CG、コンピュウターグラフイックによる、当時の東京駅のホームの再現は

先日見た三丁目の夕日のCGによる東京風景と同じように現実感がありました。

点と線、こんな映像化が難しいドラマをテレビがいいドラマに仕立てた

それがとても嬉しいのです。


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三丁目の夕日からの思い出作文

三丁目の夕日を見て自分の生きてきた時代をたどる事が出来ました。

ALWAYSとは「いつものように」とか「ずっと永久に」などの意味を含んだ言葉です。

三丁目の夕日のラストで鈴木オートの親子が夕日を見る場面があります。

夕日がとてもきれいだと見続ける両親に、息子の一平が
「夕日は、今日だけでなく明日も、そして50年たってもきれいなもの」

との言葉で第1作が終ります。

そんな叙情のとらえ方を、私は昭和ロマンと呼びたいのです。

三丁目の夕日で芥川賞、芥川竜之介が主題になっていました。

吉岡秀隆ふんする茶川龍之介を見ているうちに自分の子供時代を鮮やかに思い出したのです。

ちょっとあつかましいのですが作文を淳之介君のように書いてみました。

昭和30年代でなく、昭和20年戦後まもなくのことです

龍之介のトロッコの一部
「小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まったのは、良平の八つの年だった。良平は毎日村外れへ、その工事を見物に行った。工事を―といったところが、唯トロッコで土を運搬する――それが面白さに見に行ったのである。
 トロッコの上には土工が二人、土を積んだ後に佇んでいる。トロッコは山を下るのだから、人手を借りずに走って来る。煽るように車台が動いたり、土工の袢天の裾がひらついたり、細い線路がしなったり――良平はそんなけしきを眺めながら、土工になりたいと思う事がある。」(芥川龍之介 トロッコより)

私の思い出体験ー

こんな田舎に鉄道を敷くために、線路工事の工夫さんがトロッコを押しながら少しずつ線路を敷設して、その状態などをチェックしていたんでしょう。龍之介の主人公良平と同じように、トロッコを押させてもらうのがなんとも嬉しく、誇らしく思えたんです。
平坦な場所になるとトロッコに乗せてくれます、時間を忘れて押しては乗りを繰り返して、終点に着きました。工夫さんたちの工事小屋なんです、それは自宅から数キロ(当時1里と言っていましたね)の小野谷と言う峠でしたがそこに着くと工夫のおじさんが「ごくろうさん、はよ帰らな日が暮れるで」と言うんです。

私としてはその人たちも駅まで帰るものだとばかり思っていたので、びっくりしてしまいました。

「われはもう帰んな。おれたちは今日は向う泊りだから」
「あんまり帰りが遅くなるとわれの家でも心配するずら」

 良平は一瞬間呆気にとられた。もうかれこれ暗くなる事、去年の暮母と岩村まで来たが、今日の途はその三四倍ある事、それを今からたった一人、歩いて帰らなければならない事、――そう云う事が一時にわかったのである。良平は殆ど泣きそうになった。が、泣いても仕方がないと思った。泣いている場合ではないとも思った。彼は若い二人の土工に、取って附けたような御時宜をすると、どんどん線路伝いに走り出した。
(龍之介 トロッコより)

もう本当に暮れかけていました。

連れて帰ってとも言えず、心細いまま黙って枕木につまずいたりしながら走り出しました。どんどん暮れていきます、多分秋でした。

田んぼで籾殻を焼く煙があちらこちらでたなびいています、夕暮れはそれこそつるべ落としどんどん暗くなってきて、大声で泣きながら走りました。

1時間はかかる距離です、走ると言っても石ころと枕木ですから、つめから血が出るは、転ぶやで散々でしたが、痛いとはちっとも思いません、それより暗くなる恐怖がどんどん膨らんで、怪獣かなんかが襲ってくるという錯覚と言うより現実感が充満したのを今も思い出します。

このときの記憶で一番心で観たものは、やっと自宅に近くなって「山上」という集落の上に来た時、下の集落が何時もの風景でただ夕暮れ迫る風景、田んぼで野焼きする煙が上に昇らずサアーっと横にたなびく煙の風景でした。

「サアーっと」横に流れる不思議に美しい煙を見た初めての経験でした。

転んで傷だらけ、爪もはがれて血だらけ、転んで破れた衣類など何の記憶もありません。
後で母親や兄弟たちが、同情どころか
「何であほなことをしたのか」「どんなに心配したのか」
そんな言葉でした。

でも今日でも覚えているのは、あのときの心細さと、煙が上にだけ行かない煙を下に見ればすごいきれいなもの、それは記憶というより目の底に今でも焼きついています。


突然思い出した、個人的な記憶をあつかましくも芥川龍之介の小説を引き合いに出して書いてしまいました。
でも本当に、トロッコの良平は自分自身だと思ったのです。
だから多めに見てお許しください。

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三丁目の夕日 女優小雪さん

三丁目の夕日の小雪さんを見ていて、オーラの泉での

美輪明宏さんの彼女に対する表現を思い出しました。

小雪さんは往年の原節子さんを思わせる本当の女優の登場だと美輪さんは語りました。



そんなことが記憶の隅にあったのでしょうが、

東京物語の原節子さんが小雪さんにダブって見えたのです。

役柄は全く違います、

東京物語の原節子の役柄は夫に先立たれて一人働く戦後まもなくの女性

夫の両親を他の実の子供達が引き取るのを避ける中、東京で向かえて世話をする役柄です、

そして三丁目の夕日の小雪さんはストッパーや居酒屋のママの役柄です

でもその二人に共通するのは、二人にお役柄にあまりリアリティがない事でした。

あまりにも生活の臭いがしないのです

両方とも生活臭が臭う役柄ですが、品がよすぎてにおいがありません。

私は映画にリアリティばかり求めた時代がありましたが、最近は映画の意味はある夢を見させるものでなければならないと考えるようになっています。

だから、このリアリテイのない人がこんな役柄をするから、その愛の表現が透明で美しいものになる

昭和ロマンに大して、見る人が求めるものは、透明で浸み込むような愛の表現なのかもしれません。

「冬のソナタ」が大ヒットしたのもそんなものを求めた結果といえなくもないともいます。

ストリッパーや身を崩した役をそのまま地で出来る女優がいますが、

あまりにリアルで、そのままで、いやな感じがすることも多く

本当の女優の現れるのを期待していました。

小雪さんははじめも出る出身の芝居の出来ない人との偏見を持っていましたが、

今回見て芝居演技を存在そのものが表現する、なんと言っていいのか、

どんな役になっても本性が現れ出てしまう女優だと思えるのです。

そしてその本性が「透明」だと思えるのです。

いい女優がやっと現れたと思いました。

ご本人は、女優は自分に合っていないと言ってはいますが・・・・

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続三丁目の夕日 続き


「と茶川の小説が掲載された雑誌を淳之介の父親に突き出し「読め」

周囲が唖然・・・鈴木オートが小説など読む人間でなかったのに

ところがトモエが従業員の六子がそして同席したいた人たちが次々雑誌を取り出す

淳之介の父親が読み始めるとき、パトロンに引かされ特急「こだま」で大阪に向かうヒロミが、餞別に渡された袋に茶川の小説があり読み始めていた。」

前回クライマックスの途中で終ってしまい申し訳ありません。

小説の中身は、茶川とヒロミのラブロマンスがテーマになっているといったお定まりの展開ですが

第一作で、茶川がヒロミにプロポーズするシーン
プレゼントの指輪を買うことが出来ず、箱だけをプレゼントする

ヒロミが買ってくれるはずの指輪を今はめて頂戴と手を差し出す
何もない箱から、茶川が見えない指輪を彼女の指にはめるシーンがあり

その伏線が今回の最後の感動シーンにつながるのです。

結末は、小説を読んだ淳之介の父親が
「確かにやさしい心に来る小説だが、甘い、現実に対して甘い」

そんな言葉のあと、息子淳之介を連れて帰ろうとする
淳之介が行くのを嫌がるのを、茶川は諭し、父親と一緒に行けと第1作と同じシチュエーションが繰り返されるのですが

そこにヒロミが戻ってくる。父親があきらめて去る。

このストーリー自身は途中で予測がつく結末で、なんと言うことがないわけですが

劇場内はすすり泣きやしゃくりあげる呼吸、鼻をすする音など

ここそこから聞こえました。

私自身も夕日町の隣人達が、純文学など日ごろ縁のない人達が

それぞれ本を買って読んできたくだりあたりから鼻をすすっていましたし

涙が流れるに任せていました。

最後のタイトルが真っ暗なスクリーンに次々白い文字で流れる演出

これも当たり前のシーンですが、誰も立ちません。

私はタイトルの終わりまで立たないなんてことはないのですが

この映画ではじっと座っていました。

どの観客も余韻と、涙が乾くのを待っている風で

5分以上のエンドタイトルをジーっとしていましたね。

これが昭和ロマンであり、そんな甘さに共感できたのでしょう

だからこそ30年代の背景が必要だったのです。

ビデオももう少し借りておき、劇場ももう一度見に行きたいと思っています。

昭和ロマンをもう少し追いたいと思います。

この風景と時間は、まさしく私の小学時代から中学時代にかけた時代そのものだからです。

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続三丁目の夕日 観客の涙

続三丁目の夕日、封切りしてまだ3日目に映画を見るなんて40年ぶりでした。

平日の午後2時半分くらいの入りです、そして昼間でもあったからでしょうが年配の観客が70%を占めていたようでした。


東京オリンピックの開催が決定し、高度経済成長に沸く昭和34年の春。

夕日町三丁目の鈴木オートに(この映画の中心家族)鈴木則文(堤真一)鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)小学生の一人息子鈴木一平(小清水一揮) 、親戚の美加(小池彩夢)がやって来る。
スキヤキは牛肉ではなく豚肉、家に風呂はなく銭湯通いという庶民的な暮らしに、お嬢様育ちの美加は事ごとに不満を言う。

一方、駄菓子屋の店主にして作家もどきの茶川竜之介(吉岡秀隆)は、捨て子同居人淳之介(須賀健太)と貧しいながらも仲良く暮らしていた。

ところが、淳之介の父親・川渕(小日向文世)が再び現れ、息子の将来が心配だからと連れ帰ろうとする。

茶川は、淳之介に人並みの生活をさせるから、もう一度だけチャンスをくれと抵抗、あきらめかけていた芥川賞を再び目指して書きはじめる。

その頃、ヒロミ(小雪)は、茶川を想いながらも、借金返済のためストリッパーとして舞台に立っていた。

前作に続いて、さえない東大出の小説家茶川竜之介(吉岡秀隆)とストリップ・ダンサー石崎ヒロミ(小雪)の古風な恋物語が複線にある。

この二つの家族に起きる事件を近隣の人たちが絡み合う人間模様は昭和30年代のロマンの一つの姿であり、その背景にある東京とその下町(夕日町)の風景、CG(コンピューターグラフィック画面)による再現画面がもう一つの昭和ロマンを伝える主人公でもありました。

そしてこの映画のクライマックス

茶川が芥川賞最終選考に選ばれ、受賞発表に日、鈴木オートに夕日町三丁目の人達が集合、入賞を確信して電話を待つ

電話が鳴る・・・茶川が受ける・・

・・・小さな声で「落選」でつぶやく

シーンとしらけた空気が漂い

そこの来ていた淳之介の父親が茶川の無能を決めつけた時

鈴木オートが「読みもしないで、なにがわかる」

と茶川の小説が掲載された雑誌を淳之介の父親に突き出し「読め」

周囲が唖然・・・鈴木オートが小説など読む人間でなかったのに

ところがトモエが従業員の六子がそして同席したいた人たちが次々雑誌を取り出す

淳之介の父親が読み始めるとき、パトロンに引かされ特急「こだま」で大阪に向かうヒロミが、餞別に渡された袋に茶川の小説があり読み始めていた。

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三丁目の夕日 昭和のロマン

三丁目の夕日、第1作と続編続いてみました。

DVDと劇場と久しぶりに映画館をはしごした気分です。20代の頃年間400本も映画を見ていた時代の戻った気分です。

4年前にこの第1作が評判になったのは知っていたのですが、漫画原作と小雪というファッション上りの女優出演ということで、偏見があったことと映画館と遠ざかっていたこともあって気にもかからなかったのです。

ところが急にこの映画が見たくなったのは、小雪さんがオーラの泉に出たとき、直感的に本物の女優だと感じたのです。(小雪さんのことは別の機会に書きたいと思います)

先ずDVDを借りて一人見てみました、

いきなりの画面CGは自分の子供時代の風景です、



舞台は東京(夕日町3丁目)ですから、私の育った田舎町とは違いますが、昭和30年代にあった空気が充満しています。

東京下町の人々、焼け野原殻小さな町を作ってきた隣近所の濃密な付き合いがありました。

何度の出て来る夕日町の路地風景、そこで展開される人付き合い模様。

下町の叙情はすでに忘れてしまった日本人の情でした。

あの葛飾柴又の寅さんの家族と近所との情感とはちょっと違うように感じます

ここには昭和ロマンがある

レトルトの昔を、ただ懐かしむというようなそんな作品ではなかっっとおもいます。

昭和のそれも高度成長前の助け合わなければ生活していけない一種の下町共同体、

近隣の人が強い人間関係を持っていた

ある意味甘ったるいロマン

その空気がいきなり飛び込んできて、DVDの返却日を延長して、

もうその翌日「続三丁目の夕日」を見に行ってしまったのです。

昭和ロマン、漫画は見たことはありませんが、作者のテーマがそこにあるような気がしました。

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 黒澤明監督「天国と地獄」がテレビドラマ化

黒澤映画のリメイク「天国と地獄」が撮影に入ったそうです。

あなた、私はすごい興奮しています。

大学の映研時代、黒澤映画の批評しか書かなかったことを思い出しました。

なぜか、山本周五郎の小説と黒澤映画しか目に入りませんでした。

昔の自分の映画評論など、もしあればご紹介いたします。恥ずかしいんですが、歴史ですから探してみたいです。

それ今回、リメイクです。キャスト(俳優さん)も気に入ってます。

私が気に入ったって、仕方ないんですが・・・

俳優の佐藤浩市、阿部寛、女優の鈴木京香が出演するテレビ朝日でドラマ「天国と地獄」の北海道小樽ロケ始まった。



最初のシーン

山崎勉の犯人が、身代金を奪って汚い街のアパートに歩くそばのどぶ川、そして見上げる丘に三船敏郎の豪華な家が見える

分かりやすく、貧富というか、山崎と三船の対立がその二つのシーンですべて分かりました

映画だけでなく、優れた作品の描写は見えるんですね

山本周五郎の「樅の木は残った」の最初の描写もビジュアルで、目に見えるような描写でした

今度のテレビリメイクでも、そんな映像を期待しています。

入れ込みが強すぎて申し訳ありません

あなたに推奨の黒澤作品を

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カンヌ映画祭で河瀬直美監督グランプリ受賞

このところの日本映画が、興行成績でも外国映画を抜いたとニュースを見ていました。

そして、ある意味アカデミーより未来の映画を暗示すると思っている(私の独断)カンヌ映画祭で37歳の才能ある女性監督が受賞したことに、日本映画の未来を感じています。

「第60回カンヌ国際映画祭で河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した。」
河瀬





この授賞式での、挨拶と言うかスピーチ

何より関西弁が面白く嬉しかった。

こんな方言どんな風に通訳されたのか、

その会場の雰囲気では分からなかったが、関西人としては、カンヌの晴れ舞台で関西弁のすぴーちが世界を駆け巡ったことは、妙に誇らしかったのです。

河瀬監督が受賞あいさつで「人生には痛いこと、混乱することがいっぱいある」「心のよりどころをお金とか服とか車とか、形あるものに求めようとするが、それが満たしてくれるのはほんの一部」

こんな内容を、関西弁で語っていたことにこの映画が伝えるものがあると思えます。

かつて、黒澤明監督作品「羅生門」が受賞して、逆輸入のように日本でヒットしたように、この映画もそんな風に映画館に足を運ぶことにしよう。

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松嶋菜々子 映画眉山で感動を

元旭化成工業水着キャンペーンガール、
バブル期に流行ったボディコン(ボディ・コンシャス)に対抗したキャッチコピー

“ハート・コンシャス“と言うもので、スレンダーな松嶋が選ばれた。




NHK朝の連続テレビ小説『ひまわり』のヒロイン役で注目され、

さだまさしの小説を原作に、母と娘の絆を感動的に描いた「眉山(びざん)」

東京・有楽町の朝日ホールにて一足早く“母の日”を記念した母娘試写会が開かれ、劇中で娘と母を演じた松嶋菜々子と宮本信子がトークショーがひらかれた。

 「最近は母親と娘とでペアルックにすると聞いて、ぜひ私たちもと思った」という宮本たっての希望により、ジーンズ姿で仲良く手を繋ぎ登場した2人。

「こんな格好良いお母さんなら、咲子(劇中の役名)のように“距離を置く”なんてもったいないと思った」と松嶋が語れば、

宮本も松嶋のことを「菜々ちゃん」と呼び、「娘を育てたことはないけど、(娘を持つと)こんな感じなのかしらと素敵に思った」

とお互いに褒め合い、松嶋から自分の名前にちなんだ77本のカーネーションが宮本に贈られた。

この映画の松嶋は、演技を控えめにしてでもその存在感を知らしめる女優のスタート地点に立ったと思った。

とにかくオーバーに演技して、印象を採ろうとする役者が多くなった中、ちょっと本物女優の可能性を感じさせられた。

宮本信子とのかけあいにはまだ遠いものがあるが、

本気に女優に取り組む姿勢は感じられた。

と、   

またえらそうなことをいいました。

この映画のラスト

阿波踊りの乱舞する中で、


父(夏八木勲)を母(宮本信子)に一目見させようとする

松嶋の表情 UP

スチールに使われたシーン写真

これはよかった

ふと、父母が目お合わせただけで、

咲子(松嶋)がその喜びをあらわす彼女のUP

これはまだまだだった

松嶋菜々子がこの映画を自分の代表作には出来ないなぁ

そんな瞬間でもありました。

松嶋菜々子/やまとなでしこ(4)


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宮本信子 眉山で映画復帰

あの世の伊丹さんは「眉山」で見せた宮本の表情を笑顔をどう思ったでしょう。




 復帰には「それだけの時間が必要だったと思う。つらさを無理に全部つぼに入れてフタしてた。“見ない”で進もうとした。

映画館に行くのもつらかった。でも現実を見ないと前に行けないことに気づいたんです」。

 末期がんの母親と娘のきずなを描いた今作。役名は“神田のお龍”こと龍子で、妻子ある医師を愛し、娘をその男性の故郷で女手ひとつで育て上げる。娘は母が心の奥にしまっていたものを知ろうとする。

 「10年ですからね。でも撮影ではすごく楽しんでいる自分がいた。待ち時間すらも楽しくて。でもクランクイン前夜は緊張と不安で。でも『しっかり寝なくちゃ』と言い聞かせて寝ましたけど(笑)」

 さだまさしの原作を読んで心打たれ、出演を決めていた。

「龍子は見事に生きた女性。私はあんなに強くないわ。撮影中は宮本信子は完全に消え“お龍”になっていた。

この映画の母親お龍さんは、江戸っ子

その啖呵が、徳島の町に生きる面白さ

娘、松嶋菜々子が主人公の映画だから、宮本の江院議がかぎになる映画だったと思う。

小品だが、このくらいの品位ある映画が日本映画として登場したことを本当に嬉しい。

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